「魔女の宅急便」素晴らしい物語

本作は魔女キキの自立と旅の物語であります。13で旅立ちをするという魔女の掟があり、魔女であるキキは旅立つ事になりました。そして満月の夜旅立っていきました。そんなしきたりの不安を微塵も感じさせないキキ。宝箱を開けるような気分で旅立つのです。彼女を送り出す人たちの心の準備もさせないまま、陸から空に上がる少女、海の見える街に憧れ飛び立ちます
キキは天真爛漫で元気だけか、と言ったらそうでもありません。落ち込むときはすぐに顔に出ます。魔女と言ったって空を飛べるだけで、他に宛はありません。キキが笑ったり泣いたり、失敗したり成功したりして成長していく様に引き込まれワクワクドキドキし、あっという間に映画がエンディングになっています。そんな彼女は事あるごとに気持ちを一喜一憂させますが、そんな彼女といつの間にか気持ちが重なっていて、そんな彼女に僕はその観た時の心境によって、何かを配達されています。
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